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「ルナ・コンヴェント」
[対象: 校種:全般、学年:全学年・生涯学習、教科:国語・共通]
学情研ネットワーク研究会員の松さんから、イタリア南西部アマルフィの「ルナ・コンヴェント」の映像が送られてきました。
1928年2月21日、アルマフィのルナ・コンヴェントに和辻哲郎氏一行4人が投宿したことが、『イタリア古寺巡礼』に書かれています。
『イタリア古寺巡礼』は、当時京都大学助教授だった和辻氏が文部省の海外留学生としてヨーロッパに渡り、
日本の照夫人に宛てて送った手紙をもとにまとめ出版されたものです。
ホテルには文豪イプセンも泊まり、『人形の家』を執筆したそうです。
「ナポリからサレルノまで汽車で行き、そこから自動車で崖の上の道を冷や冷やしながら移動しました」とあります。
伊豆の東海岸似ているけれども、すぐに温泉につかって温まれる訳でもなく、2月なので寒かったせいか
「この日の食事はうまかった」と書いてあります。
現在は、道路を挟んで海に臨むサラセンの塔という歴史的な建物で食事をすることができます。
大きなマカロニのパッチェリがお勧めで、新鮮な海の幸に舌鼓を打ちました。
西側の険しい岬「熊の岬」に、日が沈んでいきます。和辻哲郎氏御一行は、悪路を埃の中この岬を巡って到着したのです。
伊豆との違いを観察し「かわいた感じ」を体験しながら、西欧の姿をとらえ、やがて『風土』という名著が生まれたのでした。
≪動画・静止画「ルナ・コンヴェント」のHP≫



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(財)学情研メールマガジン 第220号 (2010/1/29 発行)に掲載されました。